—————original wholegarment dress “kikite”

服を作る時、考えます。

どんな方が着て下さるんだろう。
どんな場所で着るんだろう。

どんな気持ちになるだろう。

大げさだけれど
服は、その人そのものにもなったり
一瞬の時間を永遠の思い出として刻んだりします。

自分を喜ばせてあげるように服を着て
クルクルと回ってみたくなったり
ダンスを踊るようにステップを踏みたくなったり

そんな気持ちになれることは
心を健康にしてくれて
悲しい時には薬の役目もしてくるような気がします。

スクランプシャスが服作りを始めた時、
古い時代の手仕事を引き継ぐような
ひとつひとつの手間を惜しまないものを作りたいと思いました。

そうして、ひとつずつ増やしてきた形に加え
ずっと心の隅っこに置いていた
ホールガーメントのニット作りに
とりかかれる日がやってきました。

老若男女
ヒョロリとした人も ふくよかな人も
着心地よく着られて
おすましの場でも、リラックスの場でも

ひとつめは、そんな欲張りな気持ちで
作ってみました。

素材には、ウールとロイヤルベビーアルパカのミックスを。

生後一年以内のベビーから刈り取られた毛より
さらに、産毛のような柔らかな毛を厳選した
稀少なものをロイヤルベビーアルパカと呼びます。

空気を含むような糸作りは、
編み立てから洗い上げによって
フワフワと柔らかな風合いです。

今回は、その貴重な糸を
通常 一着に使う糸量の倍以上を使い
また、イレギュラーな編み方によって
ホールガーメントならではの
面白みの出る形に仕上げました。

素材感の良さ、お召し頂いた際に出る美しいドレープを
ぜひ、味わって頂きたいです。

kikite(利き手)という名前の由来は
皆さんがお召し下さっている中で
少しずつ 感じて頂けたら嬉しく思います。

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