—————真鶴半島イトナミ美術館

ちょうど一年ほど前、
「真鶴の紹介をする撮影をしているので、
中山さんたちの取材をさせて頂けませんか?」
と、映像作家の松平さんから初めてお電話を頂きました。

熱心なお声に 一度お話を伺おうとお会いし
丁寧に絵コンテなども携えて説明下さった松平さんの思いに
私達も思い出作りをさせて頂こうと思いました。

そのとき、すでに松平さんは 真鶴に半分住み込むような形で
取材、撮影を続けているところでした。

少しお話しただけで、取材内容が本になってしまうこの頃ですが
松平さんは、そこに暮らす人と寝食共にし、漁船に乗り..
深いところの思いまで 親身に話を聞いてくれて
はじめて映像作品に落とし込んでいかれました。
半年ほど 取材に時間をかけられたそうです。

そして、ご本人は ついにこの春から真鶴で暮らし始めるそうで..
それが 私達にとっても とても嬉しいことになりました。

この真鶴半島というところには
人にも原風景というものがあるとしたら、
なぜだか懐かしく涙が ふとこぼれるような
小さなシアワセが、いつも側にあります。

それは、生まれてくる前から人に備わっている大事なことで..
つい忘れてしまうようなことかもしれません。

松平さんは、そういった奥の方まで
映像にして下さっているように感じます。

ご紹介する映像は、いくつかある中の
柔らかな歌と一緒に 流れていくディレクターズバージョンです。

—————糸の花

人と人の間を流れる糸は
からまったり、ほつれたりしながら
色んな方向に紡がれていくんだなぁ。

遠く向こうの方に紡がれていく糸を見て
あぁ美しいな。と思えるように
こちらの糸も柔らかに弾力のあるものにしておこう。

そうして色んな所で咲いている糸の花は
時々繋がって大きな花になったり
また、花びらのように新しい場所に飛んでいったり

穏やかに繰り返されてゆらぎ続けていく。
それを笑顔で眺めていれば きっといいんだな。

—————think manazuru


先日、NHKワールドのプログラム、DESIGN TALKS plusの「Design Hunting in Kanagawa」の中で
神奈川県の魅力を横浜・箱根と共に真鶴も取り上げて頂くということで
移住をしている私達にも 少し取材をして頂く機会がありました。

ちょうど、昨日2/23〜3/9までオンデマンドでも見られるようになっています。

ガチガチに緊張してしまって、思いを理路整然と話すことの難しさを
しみじみ感じましたが・・ とてもよい思い出になりました。

今回、撮影をして下さったカメラマンさんは、
ほんのわずかな絵にも妥協をせず、灯りと影にもこだわり・・
その連係プレーやお互いを信頼しきった現場風景に
私達は惚れ惚れしてしまったのでした。

そこにはカメラの向こうにあるものを愛おしむ思いがありました。
本物のプロのお仕事ぶりが見られて、大きく深く心に落ちたものがありました。
貴重な経験もさせて頂き、スタッフの皆さんにお会いできたことが何より嬉しく・・

放送された映像を見て、真鶴の美しい場所はもちろん
美の基準を わかりやすく また制令当時の貴重な映像も交えての構成は
真鶴のプロファイルの様で・・ とても素敵なものとなっています。

DESIGN TALKS plus
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/designtalksplus/

—————懐かしいスタイル

happa

2016.10.20
色や形が美しかったり、ユニークだったり
それぞれが集まれば
きっと何かが始まっていく。

ウェブサイトを新しくいたしました。

今まで作ってきたもの
アーカイブとして、写真にまとめたりして
皆さんに楽しんで頂く場になると嬉しいです。

また、新しい思い出 生まれますように。

以前のブログはこちらよりご覧頂けます
mur mur mur

—————umi no awa no dress

uminoawanodress2013
海の泡のドレス
ウェディング展にてゲストドレスとして出展

story
小さな漁村には、ドレスを売っているような店もなく、
東京で暮らす友人の結婚パーティにお呼ばれされた女性が
慌てて、半島で一件だけの仕立て屋に
「海の泡を纏ったようなドレスを作ってね。」と依頼しました。

花嫁にとって、小さな頃から慣れ親しんだ田舎の海を
一緒にお祝いとして届けたいと思ったのです。
そんなエピソードを知った仕立屋は
魚取りの網をドレスの形にして
海の泡に見立てた丸く切った布を一針ずつ一生懸命

縫い止めました。

花嫁と友人の幸せを願って。
line

—————kureyuku sora to umi

umisora
2013
暮れゆく空と海のドレス

定番のボリュームスリーブドレスに
半島から見える海と空の色を落とし込んだひとつ。

フロントの色は、まだ、碧い海が残るハギレワーク
上半身に向かって海の色は暮れゆく空の濃紺に
バックには、もう碧がなく、漆黒の海の色へなりゆく
DSC_0160
素材には カシミヤウールを使も使っています。

(アートピースとしてご覧頂けますが
オーダーの承りは いたしておりません)

line

—————桜の人

今の感謝の気持ちを ここに記しておかねば。
鎌倉でお店をしていた頃に とてもお世話になった
桜の人が8月5日に旅立ちました。

一昨日、突然届いた訃報とお別れの会のファックスに
まだまだ まだまだ 全く若すぎるのに
デザイナーさんとして大活躍されておられたのに・・
まだ気持ちの整理がつきません。

お仕事の繋がりだったはずだけれど、
私達は、なんだか とても可愛がって頂いていたように
感じていたので、
優しい笑顔を思い出してこんなにも心が泣いています。
寂しいです。 悲しいです。

初めてお会いした時、丁寧に丁寧に作品の紹介をして下さいました。
ある時、展示会でディスプレイされた
アンティーク金糸を ウットリ眺めていたら、
側に寄ってこられて「これあげる ふふ」といたづらな笑顔で、
こっそり美しい金糸を手渡して下さいました。
それは、誰も知らない私達だけの秘密でしたね。

いろんな表情がどんどんグルグル現れてきます。
静かに眠るお顔はとても美しくてマリア様のようで、
周りを囲む人たちをまるで守っているようにも見えました。

また、いつでもお会いできると思っていました。
そう信じていた自分たちは、忙しさに巻き込まれて
ほんの少しご挨拶に伺おうと そんなこともできず、
それではダメなんだ。と思い知らされました。

お世話になった方には、一方通行でもいいから、
感謝の気持ちを伝えよう・・
桜の人に、そう教えて頂きました。

また、思い出しては空に感謝の気持ちを届けさせて下さい。
本当に本当に お世話になりました。