_________________丘と森

soji bokenをまだ授かれるかどうか
わからなかった2015年の冬の日、

まだまだ不動産屋さんと
話を重ねていた頃
一番最初にこの場所を見てもらいたいと..
西の家族みたいな友人に 足を踏み入れてもらいました。

みんなのいる場所 星ヶ丘が
まるで奇跡みたいな所だから

いつか真鶴のこの地にも
そんな場を持てたらいいな。と
思い続けていたのでした。

まだまだ、荒れているこの場所を見て
祈るような気持ちで深呼吸をしてくれた時
たまちゃんの顔がマリアさまみたいで
はまちゃんの空を仰ぐ姿が少女みたいで
きっと大丈夫。と思えました。


切り絵作家のodo 濱田久美子さん
@odohama

sewing table coffeeの
玉井健二・恵美子さん夫妻
http://tamazkue.sakura.ne.jp/pg1.html
@sewing_solei

もし、ここを自分たちの希望にできた日には
きっと、何かやってね。と、
それを夢みたいに思ってきました。

その日がやっと..。
12月、ハマちゃんの切り絵の展示が始まります。
たまちゃん・タマケンさんも
サイフォンコーヒーを入れに やってきてくれます。

そして、みんなの輪から
美味しいお菓子をお持ち下さることになった
food remediesの長田佳子さん
peaceful spaceの坂田寿子さん
toricotの赤城美知子さん
感謝でいっぱいです。

私達もこちらで、何か一緒にできたらと..
ハマちゃんの切り絵の作品の一部を切り取らせてもらって
リネンに型染めを施してもらいました。

ご近所の高田型染め工房の長太先生が
今までやったことのない広幅の染めを
苦心して仕上げてくれましたので
布に投影された切り絵の作品も
どうかお楽しみにされて下さい..

型染め用の固い和紙に銀彩で染めた葉書もございます。

そして、何よりも、
まだご覧になったことがない方
その繊細な切り絵の作品を
どうか どうか、この機会にご覧頂けますよう..
お運び下さると嬉しく思います。

お菓子とコーヒーはご予約を承ります
日程などの詳細は こちらからご覧ください>>

オーダーにつきまして

 オリジナルの服を作り始めてから、できるだけお召し下さる方のご要望をお聞きし、お仕立てをし続けて10年が過ぎました。

手仕事の多い服たちは、工場で生産できず、お針子チームがお仕立てし、お待ち下さる皆様の温かなお気持ちに支えられて、個々のオーダーが成り立っておりました。
が、この度、予想外に店主の体調不良(只今は快復しております)、お針子さんの事情などが重なったことで、さらにお待ち頂き、お約束が守れない状況となりました。

今までもギリギリでお届けすることも多く、この様なことが今後ある可能性も鑑みて、一度、立ち止まって考えさせて頂きました。


作り続けることに変わりはありませんが、
今後は、オーダーを頂きお仕立てするのではなく、お仕立てしたものをお気に召して頂けましたらお届けさせて頂きたく思います。
また、生産の力がつきました際には、個々のオーダーも再開して参りたく思います。

真鶴までいらして頂いた方にはご自由にオーダーを頂ける..というお楽しみが減ってしまい、大変心苦しいですが..
今まで、オーダーを承って作業をしていた時間を、新たに創造する力に代えて真鶴のsoji bokenにいらした方だけが出会って頂ける一点ものなども製作していこうと思います。
どうか、お楽しみにして頂けると嬉しく思います。

ニット製品など、ニッターさんのお力を借りて生産できるものは、今後もオーダーを承りますので、引き続きよろしくお願いいたします。

針と糸を持ち、布と向き合い
これから、何を作っていこう。何ができるだろう..と想像することで、穏やかながら力がみなぎっているような..
まるで少年少女に戻ったような気持ちでおります。

どうぞ、今後ともスクランプシャスと真鶴半島のsoji bokenをよろしくお願いいたします。

—————KitoS= “Ki”-nari “to(と)” “S”crumpcious

gaikan
木のアクセサリが作りたいと切望していた
私達の願いを叶えてくれたのが木工作家の村上さんです。

新しくご紹介するにあたり、せっかくご近所なので
アトリエのご紹介もしたいとお声かけしたら
いいよ〜と軽やかなお返事を頂いて、いそいそと行って参りました。

村上さんのアトリエはうちから車でブーンと7〜8分で到着します。

スクランプシャスは半島の中ですが
村上さんのアトリエは半島を見下ろすような高台で
空に浮いているみたいな景色です。
スハーっと深呼吸。
本当に気持ちのよい場所。

koubou
新しく作業小屋を建てはじめた頃
まだ、エイサっと柱を引き上げている状態を見せて頂いていたんです。
完成して、すっかり作業のできる状態まで整っていました。
道具の並ぶ様子・そこここが整理整頓できている様子は村上さんらしい・・

ureshi
こうやってさ〜 端材をとってあるんだ〜 捨てられなくてね。
うんうん、わかる〜。 と、大きく頷く端布が捨てられない私達。
木には表情が色々で、生きていますから、より捨てられないのわかります。

omochabako
あれやこれや 手にとりながら、
また、3人で話していると色々と浮かんできます。
新しいモノを作っていくときに、こんなにもスムーズに進んでいくのは
やっぱり、村上さんのプロフェッショナルな力があってこそと思えます。

tenji
こちらは、元々作業場だったところを、展示のスペースにしたもの。
ディスプレイ用の棚や引きだしも手作り。
村上さんと(きっと奥様のしいちゃんとの)美しい感性が詰まっています。

tenji2
黙って帰ることが難しそうなコーナー・・
優しい空気が流れています。

sakura

この桜の木たち。思い出のものになりそうな予感です。

ugokasu
やってみて〜 と、ノンキなお願いに、シュッシュッと削り出す手。
生み出す手。

otya
お茶飲む?
居座ってしまう空気感の中、なんやら幸せな気持ちになりながら・・
ホッコリ ホッコリ居眠りでもしてしまいそうな優しい空間。
後ろ髪をひかれながら 下界に戻ってきました。

村上さんの作品は、HPでご確認頂けます。
ki-nari
http://kinari2010.blog110.fc2.com

スクランプシャスとのコラボアクセサリ KitoSはこちらから
http://boutique.scrumpcious.net/?mode=cate&csid=0&cbid=2102485

—————千恵さんのこと

千恵さんは、とっても背が高くて
そうなると当然 手も長くて
会っていると、なんだか いつも
みんなをなでてくれるような包容力のある方です。

私達は、brownie and tea roomさんの
イベントに参加した際
brownieの小梅さんが用意下さった
千恵さんのお弁当を初めて頂きました。

お弁当には鰯の煮付けが入っていて
あまり得意な方でない私は、
少し遠慮気味に箸を伸ばしたのですが
スパイスの効いた、どこの国のお味?と
その時、初めて味わうお魚の煮付が美味しくて
感激したのを覚えています。

お弁当ひとつの中に、
お野菜たちも生き生きしていて
生きる力と愛情が詰まったような
心が喜ぶお弁当でした。
その日は、都会の真ん中で、
とても田舎に行ったような
温かな気持ちにしてもらいました。

包容力のある千恵さんが作ったご馳走
いつか、きっと真鶴でご飯を作ってもらいたい..と
思い続けていました。

今回、思い切ってお声かけしてから
真鶴に足を運んで下さり、
御林を歩いたり漁協に行ったりと・・
この場所を感じて下さることから始めて頂けて
soji bokenの庭にある柑橘の収穫もして下さって
皆さんの お口にお届けできる機会ができました。

私達が思い描いていた以上のことになって
少しドキドキしています。

本当は、とっても大変だと思いますが
ドリンクやデザートは自由に選べるようなスタイルも
考えて下さいました。

この二日間は、私達もご馳走頂きます。シアワセ。
そして、千恵さんとのご縁を繋いで下さった
小梅さんにも感謝でいっぱいです。

ご飯のご予約、どうぞお早めにされて下さいね。

「春の真鶴 海風土 恵みごはん vol.1」
http://scrumpcious.net/top/?p=4845

—————真鶴半島イトナミ美術館

ちょうど一年ほど前、
「真鶴の紹介をする撮影をしているので、
中山さんたちの取材をさせて頂けませんか?」
と、映像作家の松平さんから初めてお電話を頂きました。

熱心なお声に 一度お話を伺おうとお会いし
丁寧に絵コンテなども携えて説明下さった松平さんの思いに
私達も思い出作りをさせて頂こうと思いました。

そのとき、すでに松平さんは 真鶴に半分住み込むような形で
取材、撮影を続けているところでした。

少しお話しただけで、取材内容が本になってしまうこの頃ですが
松平さんは、そこに暮らす人と寝食共にし、漁船に乗り..
深いところの思いまで 親身に話を聞いてくれて
はじめて映像作品に落とし込んでいかれました。
半年ほど 取材に時間をかけられたそうです。

そして、ご本人は ついにこの春から真鶴で暮らし始めるそうで..
それが 私達にとっても とても嬉しいことになりました。

この真鶴半島というところには
人にも原風景というものがあるとしたら、
なぜだか懐かしく涙が ふとこぼれるような
小さなシアワセが、いつも側にあります。

それは、生まれてくる前から人に備わっている大事なことで..
つい忘れてしまうようなことかもしれません。

松平さんは、そういった奥の方まで
映像にして下さっているように感じます。

ご紹介する映像は、いくつかある中の
柔らかな歌と一緒に 流れていくディレクターズバージョンです。

—————糸の花

人と人の間を流れる糸は
からまったり、ほつれたりしながら
色んな方向に紡がれていくんだなぁ。

遠く向こうの方に紡がれていく糸を見て
あぁ美しいな。と思えるように
こちらの糸も柔らかに弾力のあるものにしておこう。

そうして色んな所で咲いている糸の花は
時々繋がって大きな花になったり
また、花びらのように新しい場所に飛んでいったり

穏やかに繰り返されてゆらぎ続けていく。
それを笑顔で眺めていれば きっといいんだな。

—————think manazuru


先日、NHKワールドのプログラム、DESIGN TALKS plusの「Design Hunting in Kanagawa」の中で
神奈川県の魅力を横浜・箱根と共に真鶴も取り上げて頂くということで
移住をしている私達にも 少し取材をして頂く機会がありました。

ちょうど、昨日2/23〜3/9までオンデマンドでも見られるようになっています。

ガチガチに緊張してしまって、思いを理路整然と話すことの難しさを
しみじみ感じましたが・・ とてもよい思い出になりました。

今回、撮影をして下さったカメラマンさんは、
ほんのわずかな絵にも妥協をせず、灯りと影にもこだわり・・
その連係プレーやお互いを信頼しきった現場風景に
私達は惚れ惚れしてしまったのでした。

そこにはカメラの向こうにあるものを愛おしむ思いがありました。
本物のプロのお仕事ぶりが見られて、大きく深く心に落ちたものがありました。
貴重な経験もさせて頂き、スタッフの皆さんにお会いできたことが何より嬉しく・・

放送された映像を見て、真鶴の美しい場所はもちろん
美の基準を わかりやすく また制令当時の貴重な映像も交えての構成は
真鶴のプロファイルの様で・・ とても素敵なものとなっています。

DESIGN TALKS plus
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/designtalksplus/

—————original wholegarment dress “kikite”

服を作る時、考えます。

どんな方が着て下さるんだろう。
どんな場所で着るんだろう。

どんな気持ちになるだろう。

大げさだけれど
服は、その人そのものにもなったり
一瞬の時間を永遠の思い出として刻んだりします。

自分を喜ばせてあげるように服を着て
クルクルと回ってみたくなったり
ダンスを踊るようにステップを踏みたくなったり

そんな気持ちになれることは
心を健康にしてくれて
悲しい時には薬の役目もしてくるような気がします。

スクランプシャスが服作りを始めた時、
古い時代の手仕事を引き継ぐような
ひとつひとつの手間を惜しまないものを作りたいと思いました。

そうして、ひとつずつ増やしてきた形に加え
ずっと心の隅っこに置いていた
ホールガーメントのニット作りに
とりかかれる日がやってきました。

老若男女
ヒョロリとした人も ふくよかな人も
着心地よく着られて
おすましの場でも、リラックスの場でも

ひとつめは、そんな欲張りな気持ちで
作ってみました。

素材には、ウールとロイヤルベビーアルパカのミックスを。

生後一年以内のベビーから刈り取られた毛より
さらに、産毛のような柔らかな毛を厳選した
稀少なものをロイヤルベビーアルパカと呼びます。

空気を含むような糸作りは、
編み立てから洗い上げによって
フワフワと柔らかな風合いです。

今回は、その貴重な糸を
通常 一着に使う糸量の倍以上を使い
また、イレギュラーな編み方によって
ホールガーメントならではの
面白みの出る形に仕上げました。

素材感の良さ、お召し頂いた際に出る美しいドレープを
ぜひ、味わって頂きたいです。

kikite(利き手)という名前の由来は
皆さんがお召し下さっている中で
少しずつ 感じて頂けたら嬉しく思います。

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